なんで生きてるかわからない人 和泉澄 25歳のあらすじ|不安な毎日を過ごす人に共感できるネガティブストーリー

なんで生きてるかわからない人 和泉澄 25歳のあらすじ

なんで私生きているんだろう…

ゲームセンターでフリーターをしている和泉澄は、退屈で息苦しくて不安な毎日を送る。

ネガティブな方向へ転げ落ち、最終的には「なんで私、生きているんだろう?」と考える。

そんな中、同僚や友人と接する中で、徐々に人生に対して折り合いをつけていく様子を描く。

 

なんで生きてるかわからない人 和泉澄 25歳のおすすめポイント
・ネガティブ感がリアルで、共感できる人にはできる
・答えのない人生の中で、妥協点を徐々に探していくところ

 

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なんで生きてるかわからない人 和泉澄 25歳を読んだ感想や面白いポイント

なんで生きてるかわからない人 和泉澄 25歳の感想や面白いポイントをレビューしていきます!(*’ω’*)/

 

基本的にネガティブ思考で不安症な主人公:和泉澄

なんで私生きているんだろう…」と常に考えるのは、特にやりたいこともなく、ただ、時間を浪費した毎日を送っている25歳フリーター:和泉 澄(いずみ すみ)です。

 

ゲームセンターでフリーターとして働いており、人生何のために生きているのかと疑問や葛藤する日々を送っています。

 

  • 別に働きたくて生きてるわけではないし、
  • 誰かと会話するためでもない、
  • ご飯を食べるのも違う…

とやめた方が良いと分かっていながら、色々と人生について考えてしまいます。

 

少しずつ真っ暗な未来に進んでいると分かっているのに放置してしまっていると考えており、結構なネガティブ思考な主人公ですね。

 

良くも悪くも真面目過ぎる主人公

そんな和泉さんは、ある日の朝目覚めた時に、頭痛などで体調が良くありませんでした。

仕事に行くか休むか、まだ少し時間があるから様子見しておこう…という状態です。

 

今から家を出てギリギリ間に合うかどうかというところまで来ましたが、全然収まらず、「こんな状態で仕事をしたくない…」ということで、職場の店長に電話をすることにします。

 

しかし、

  • でも、何て言えば…
  • 体調不良って言うのは…嘘っぽいかな
  • 怒鳴られたりしたら嫌だな…

とぐちぐち考えてしまいます。

 

見ている方からすれば、さっさと電話して連絡すれば良いじゃん!と思うのですが、よくよく考えると、自分も結構、連絡前にグダグダ悩むタイプなので分かりますね。

 

店長への電話は、特に何も怒られたりせず、むしろ、

「最近寒かったし、しょうがないよね」

 

「明日、明後日は元々お休みだっけ?それで十分治してね。」

という感じで普通ですよね。

 

ですが、電話が終わった後も

「あの反応…仮病だと思われたかな…」

 

「でも体がだるいのは本当だし頭痛もひどいし…嘘は言っていない…と思う。」

さらに、

「どうして電話越しの声ってあんな怖いの?」

 

「死ぬかと思った。」

とドキドキした様子です。

電話1つでここまで気を張り詰めていたら、疲れてしまいますよね。

 

どうやら和泉さんは、周りからどう思われるのかを考えすぎな部分があるみたいです。

仮病だと思われたかな…」なんて考えても答えは出ませんし、仮に、実際店長に、仮病か本当に病気かどっちだと思いました?と聞いたところで、しょうがないですよね(笑)

 

こういった考えても答えが出ない問題って、考えすぎると思考が負のループに陥っちゃうので、あまりしない方が良いですよね。

和泉さんもそれは分かっているようなんですが、どうも止まらないみたいです。

 

和泉さんもそうですが、良くも悪くも真面目過ぎる人は、こういう思考になるような気がしますね。

 

ネガティブな和泉さんが前向きに人生を進もうとする

普段から結構ネガティブなことを考えてしまう和泉さんですが、職場の同僚や先輩と関わる中で、

  • 小さな成功体験
  • 同僚から感謝される

などから、人生に対する思いや葛藤に少しずつ折り合いを付けれるように、ポジティブに考えることができるようになっていきます。

 

例えば、

ゲームセンターのUFOキャッチャーの商品入れ替えと調整を任されてた和泉さんですが、本人は、苦手だと思ってネガティブな思いで作業しています。

ばっちり仕上げたつもりでも弱点を付かれて簡単に取れたらどうしよう…

 

かといって難しすぎるとお客さんがやる気をなくし、遊んでくれなくなる

 

このバランスが難しいけど、徹底的にチェックする時間もない…

そんな思いで調整をしています。

つまり、この作業の自己評価としては、あまり良くないわけですね。

 

しかし、実際は、同僚や店長は、

本人には自覚はなさそうですが、調整が上手い。

 

ものすごく慎重な性格が合っている。

という良い評価をしています。

 

2人が大きな声で喋っているので、本人も褒められていることを知り、1つの成功体験として自信を付けることになります。

 

人によっては、「なんだ…、そんな小さいことか…」と思われるかもしれません。

しかし、和泉さんのように、

  • 自己評価が低かったり
  • ネガティブな思考がループしまったり

するタイプは、こういう小さい成功体験を積み重ねることが大切のように感じますね。

 

成功体験をする過程で、他の人に自分の良いところを気づかせてくれるというのが大きいと思いますね。

 

和泉さんは、他にも、こういった小さい成功体験をすることで、今まで人生に対しての「悩み」「不安」「葛藤」がたくさんありましたが、少し余裕をもって考えることができるようになります。

 

そのため、同じくネガティブで、

  • 毎日を憂鬱に過ごしている
  • 今の人生が幸せじゃない

という方は、和泉さんの人生に折り合いをつけていくプロセスを見ることで、何か自分の考え方や行動が変わるきっかけになるかもしれないので、ぜひ読んでみて欲しいですんせ。

 

まとめ:不安症の人には共感できるが、共感しすぎると自分がネガティブに…

最初はネガティブな和泉さんの様子が描かれているので、正直好き嫌いが分かれる作品かなという感じです。

 

ですが、そんな和泉さんの人生に対する思いであったり、葛藤する様子には共感できる部分も多いですね。

徐々に答えのない人生という中で、妥協点を探っていくプロセスは、同じ悩みを抱えている方にとっては、参考になるのかなという印象でした。

 

  • ここまで読んで「共感できるなー」と思った方
  • 今の人生が幸せじゃないな…」と思っている方
  • 毎日、憂鬱な状態で過ごしているという方

には、おすすめの作品なのでぜひ読んでみて欲しいですね。

 

何か人生に対する考え方が変わったり、きっかけになるかもしれません。

 

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