となりの怪物くんのあらすじ|勤勉少女と不良少年の王道恋愛ストーリー

となりの怪物くんのあらすじ

私には夢がある。

その目標を達成するために、目下私の興味の対象は「微分積分」

それ以外のことはすべてスルー

他人に構うヒマなどない

主人公:水谷雫(しずく)は、年収1千万の母と同じ弁護士になることが夢で、小さい頃から良い成績を取ることにしか興味がない女子高生。

それ以外は無駄だと思い、人間関係を排除し勉強のみに集中してきた雫。

 

そんな勤勉な雫がクラスメイトの不良少年で不登校中の吉田春に、プリントを持っていくことで2人は出会う。

 

雫は、春の常識とは外れた言動に振り回されながらも、春の純粋さや優しさに惹かれていく。

その中で、勉強しか頭になかった雫が、恋愛や友人関係といった人間的に成長してく様子を描く王道恋愛ストーリー。

 

となりの怪物くんはこんな方におすすめ
・衝突しながらも成長していく王道の恋愛ストーリーを見たい方

 

 

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となりの怪物くんの感想や面白いポイント

となりの怪物くんの面白いポイントをレビューしていきます!(*’ω’*)/

 

勉強以外に興味がない水谷雫(あだ名はドライアイス)

雫の夢は、弁護士になってお金を稼ぐことで、その夢に向かって猛勉強していました。

 

冷静かつ淡白な性格で、友達は要らないと思っており、無駄な人間関係を排除して勉強に集中するほどです。

そのおかげもあり、高校では常に学年上位の成績をキープしています。

 

小学生の時から勉強優先という性格であるため、小学生の時にクラスで飼っていたウサギが死んだ時、動物が苦手ということもあったが、皆が悲しむ中

「宿題があるのでもう帰ってもいいですか」

という宿題を優先する発言をし、しばらく周囲から「ドライアイス」と呼ばれます。

 

冷血な人間と思われるかもしれませんが、そのようなことは無く、家族思いで料理もできる家庭的な子です。

ただ、将来の夢に繋がらないことは徹底的に排除して、その分勉強するという性格。

 

よく言えば、周りに流されることなくきっちり取捨選択していると言えますが、行き過ぎている部分もありますね。

 

そんな勉強のことしか頭にない雫ですが、先生から頼まれ、不登校中の吉田春に、プリントを届けることで2人は出会います。

 

ちなみに、こういうことはスルーする雫が、先生の頼みを聞いたのは、先生が参考書を買ってくれるからです。(笑)

 

ここで登場人物をさらっと解説します

 

水谷雫:勉強熱心な女子高生。不要なものは人間関係も含めスルー

 

吉田春:流血事件を起こしたが、根は真っすぐで純粋な性格。

 

二宮 冴子:雫と春の担任。春を怖がっている。

 

夏目 あさ子:美少女で男子から人気があるものの過去のトラウマから男子を毛嫌いしている。

 

佐々原 宗平:あだ名はササヤン。作中唯一の常識人でコミュ力が高く友達が多い。

 

三沢 満善:あだ名はみっちゃん。バッティングセンターの店長で春の面倒を見ている。

 

雫、春、夏目さん、ササヤンは友達ですね。

 

この他にも個性豊かな人たちがたくさん登場します。

 

流血事件を起こした不良少年:吉田春との出会い

吉田春は、入学初日に上級生と喧嘩をし、流血事件を起こした不良少年です。

停学処分を受け、一度も学校に来ていないという生徒。

 

行き過ぎたところがあったとは言え、非があるのはカツアゲをしていた上級生の方で、それを助けに入ったのが春でした。

常識外れな言動は多いものの、純粋で真っすぐな性格をしていて、友達想いなところもあります。

 

そんな春と春の家にプリントを持っていた雫は出会います。

 

その出会いも春の常識外れな言動がすごく、雫に怖い印象を与えることになります。

  • 雫を見て3階の窓から飛び降りて逃げる
  • 雫を押させつけ「学校の回しもんか」と迫る
  • プリントを届けただけで友達認定する

 

怖いですね。(笑)

 

後日、先生に参考書の領収書を叩きつけたものの、友達認定されたと知ると、先生は、春が学校に来るように説得してくれないかと頼みます。

 

しかし、困っている先生を他所に、雫は満面の笑みで

「嫌です」

と答えます。

 

そりゃそうですよね。怖いですもんね。

 

とは言え、先生の頼みを一刀両断で断るのもすごいですね(笑)

そんな性格はちょっと羨ましいです。

 

雫は「2度と関わってたまるか!」と思っていたものの、度々、春から絡まれることになります。

 

春が休みすぎて、このままだと退学になると知った雫は、先生に頼まれるわけでもなく、春にそれを伝えに行くことに。

何だかんだ優しいんですよね。

 

常に学年上位をキープしている雫より春の方が成績が良いことに驚愕

雫は、小学校、中学校では成績が1番で頭のいい子です。

しかし、成績1番の人がする高校入学時の新入生代表の挨拶は、雫ではありませんでした。

 

それを雫は

「初めての敗北」

「人生のすべてを否定されたかのような屈辱」

と捉えていました。

 

春が友達と寄り道して帰るものだろと言い雫を誘いますが、こういった理由と中間試験が近づいているため、勉強のため断ります。

 

中間試験では負けるわけにはいかないと言いつつも、「この問い7にてこずってる場合でもないのよ!!」とイライラします。

 

そんなイライラしている雫をよそに、さらっと答えを導き出す春。

 

雫が驚いて一瞬硬直しましたが「マグレ、マグレ…」と自分を落ち着かせます。

 

しかし、次々に春が答えを出していく中、雫はあることを思い出します。

 

成績1番が務める新入生代表の挨拶は、吉田春だったのです…

しかも、学校には来ずすっぽかします。

 

ここから春を中間試験まで敵と宣言し、勉強の邪魔をしないで!と忠告します。

 

果たして、雫は、無事成績1位を取り戻せるのか。

 

それと同時に、雫は、勉強以外にも大切なものがあることに気づき始めます。

 

春に振り回されつつも雫は惹かれていく

上でも述べたように、春の常識外れな言動は、雫だけでなく、周りのクラスメイトも怯えさせることになります。

 

その後もその言動は留まることを知れず、

  • カツアゲ相手の胸ぐらをつかみ助けを求める(助けがいるのは相手)
  • 体育は男女裸で生着替えと思っており、裸になる
  • 購買のパン争奪戦で人を殴る
  • 先生を威嚇する
  • 腹の中で鶏を飼う

などなど…

 

とんでもない男です。

 

しかし、今まで人間関係で心が動いたことが無かった雫ですが、春がある出来事で嬉しさのあまり泣いた姿を見た時、心が震えたのを感じたのです。

 

雫は、そんな春に徐々に惹かれるようになります。

 

今まで、学校の問題は難しくても放棄することなく解いてきた雫だが、初めて恋愛という正解のない問題を放棄します。

そんな、雫が放棄した問題にも徐々に向き合い、春に惹かれていくところは、恋愛だけでなく人間的にも大きく成長することになります。

 

何度も雫と春は考えの違いから衝突しまくりますが、それを乗り越えて2人が成長していく姿は、この漫画の一番の見どころですね。

 

まとめ:衝突しながらも成長していく王道の恋愛ストーリーを見たい方におすすめ!

極端に人間関係を排除していた雫が、友達を作り、恋愛をして人間的に大きく成長するところは、素晴らしいですね。

 

それぞれの登場人物の感情を”細かく“、”リアル“に表現しているので、自分もその場面にいるんじゃないかと思えるぐらい感情移入しちゃいますね。

 

王道の恋愛漫画を中心に描く作者のろびこさんですが、となりの怪物くんだけでなく「僕と君の大切な話」も同じく恋愛漫画でおすすめです。

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