目次
かくしごと のあらすじ
主人公:後藤 可久士(ごとう かくし)には後藤 姫(ごとう ひめ)という娘がいる。
可久士には娘に、絶対に知られたくない秘密があった。
それは、自分が 漫画家 だということ。
ネガティヴ思考が過ぎる可久士は、自分が漫画家という職業であるが故に娘が学校でイジられたりするのでは無いかと心配してしまう。
その結果、可久士は自分が漫画家ではなくただのサラリーマンであると娘にウソをついて生活を続けているのです。
でもそんなウソは隠し通せるのだろうか!?
「隠し事」は「描く仕事」!
娘を出來愛するがゆえに心配し過ぎちゃう漫画家のドタバタ奮闘記!!
※本記事で紹介するのは、住野よる先生の【 か「」く「」し「」ご「」と「 】ではございません。
久米田康治先生の漫画である「かくしごと」です。
・時事ネタや世の中を皮肉るジョークを好きな方
・親子の心温まる話を好きな方におすすめ!
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かくしごとを読んだ感想
かくしごとの面白いポイントをレビューしていきます!(*’ω’*)/
「かくしごと」というタイトル付けが良い
「かくしごと」というひらがなのタイトルに「隠し事」と「書く仕事」という2つの意味を含んだものにするというタイトル付けのセンスが素晴らしい。ダブルミーニングってやつですね!
この2重の意味をタイトルにつけるってのは、なかなかできるもんじゃないですよ!
しかも、漫画家の主人公が職業を隠して生活するという設定がすごい!
「隠し事」と「書く仕事」っていう言葉を見事にリンクさせている!!
このキャッチーなタイトルこそが大きな魅力です!(*’ω’*)
登場キャラクターの名前が覚えやすいくておもしろい
久米田康治先生の作品では、キャラクターの名前を何かに文字ったものにすることが多いってご存じですか?
前作の話にはなりますが、「さよなら絶望先生」では
・糸色 望(いとしき のぞむ)→ 絶望(ぜつぼう)
・小森 霧(こもり きり)→こもりきり(引きこもり)
のようにキャラクターの状態や性質を表すネーミングが多いです。(センスぱねぇ)
パッと見ですぐにどんなキャラクターなのかイメージできるところが良いですよね!
デザインされたキャラクターのビジュアルも名前を体現したかのようなものになっていてスゴイです!
「名は体を表す」っていう言葉がありますけれど、実際に「名を体に書き出す」って意外と難しいと思います。
これをサラッとできちゃう久米田先生のセンスはまさに天才だと思います!!
前作の話はほどほどに、今作「かくしごと」でも個性的な名前のキャラクターが登場します。
かくしごと では漫画家の主人公のアシスタントの名前がおもしろいです。
・志治 仰(しじ あおぐ)→指示をあおぐ
・芥子 駆(けし かける)→消しゴムをかける
・墨田 羅砂(すみた らすな)→墨(すみ)が足らない
などなど、漫画の職場内での作業にスポットを当てた内容に名前がかかっていておもしろいです。
漫画を読んでいて「キャラの名前が何だっけ?」ってなることはありませんか。
・・・かくしごと ではそんなことはことは無いのです!
一見してすぐにキャラクターを覚えられるように構成されているのはいいですねっ!(*´▽`*)
親子愛をテーマにした先の気になる内容が魅力的
かくしごと では親子の愛情というものをテーマにしています。
主人公:可久士が娘に漫画家であることを隠し通しているのには理由がある。
それは娘が父親の描いている漫画の内容でイジられないだろうか、と心配しているからだ。
つまり何が言いたいのかというと
今作は娘への愛情というものがベースになってつくられているのです!!
作中では可久士の視点で基本的に話が進みますが、娘からの視点で可久士の職業の秘密を知りつつあるエピソードもあります。
親子の両視点から展開されるストーリーも魅力的です(*´▽`*)
親子の愛情を描いてはいますが、今までの久米田先生の作品と共通して、世の中の出来事を取り扱った時事ネタが今作にもふんだんに盛り込まれています。
かくしごとは、久米田先生の新境地と言ってもいいんではないでしょうか。
まとめ:果たして可久士は娘にかくしごとをし続けることができるのか!?
久米田作品特有の時事ネタを使ったギャグのおもしろさはそのままに、親子の愛情物語も大きなテーマとして盛り込まれていて、今までの久米田作品と比べてさらに魅力が増したものになっています。
アニメ化も決まっているので合わせて楽しめると思います。
この記事を見て気になったら是非、読んでみてください(*’ω’*)/
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