目次
自殺島のあらすじ
主人公:セイは、世の中の息苦しさから自殺未遂を繰り返し、最終的に「生きる義務」を放棄した意思を示す書類にサインする。
病院のベッドの上でその書類にサインした後、意識を失ったセイ。
次に目を覚ますと、そこは見知らぬ場所で、周りには「ここはどこだ?」とセイと同様の反応をしている人たちがいた。
ここにいる人たちは、セイと同じく自殺未遂を繰り返す者たちだった。
そのことに絶望して自殺する者、協力して生きると決意する者がいるが、セイは、生きることを決意し、他の自殺未遂常習者と共に無人島生活をすることとなる。
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自殺島の面白いポイント
自殺島の面白いポイントをレビューしていきます!(*’ω’*)/
自殺未遂常習犯が集まる無人の島「自殺島」
連れてこられた島は、自殺未遂常習犯が集まる「自殺島」という場所です。
ここは政府によって、「生きる義務」を放棄した書類にサインした者が送り込まれる島でした。
島の看板には、
- 国民のIDをはく奪し、国民としての権利や義務を失っている。
- 島と周囲の近海1km以内より、外に出ることを禁止する。
旨の内容が書かれていました。
※政府は、この事実を隠しているものの、自殺未遂したものが連れていかれる場所としてネット上で噂になっていました。
この事実を知ったセイを含む自殺未遂常習者たちは、絶望してその島で自殺したり、協力して生き抜くことを決意したり、国民ではないので法律も何もないとして、暴力や島を支配しようとするものが現れたりと、まさに無法地帯となっていきます。
そんな中、魚や木の実を採ったり、火を起こしたり、狩猟して肉を食べたりと生き残ることを決意した者たちが協力して、サバイバル生活を送るところを描いた漫画です。
一度、生きることを諦めた人たちが、共同生活や人・動物の生死に直面しつつ、仲間の大切さや生きる意味を学んでいきます。
2グループとグループ間の激しい抗争
周りの人と協力して生き残ると決意したものの1グループに集まって共同生活をしているわけではなく、2グループありました。
1つは、漫画の中心となるセイを含むグループ
もう1つは、暴君「サワダ」が率いるグループ
セイのグループ
セイのグループは、魚や木の実を採ったり、シカを仕留めて肉を採ったりして食料を確保していました。
また、それだけでなく、海水から塩を作ったり、油を採ったり、肉を燻すことで保存食にすることで徐々に生活の基盤を整えていきました。
基本的に、争いごとなく仲間と協力して集団生活をしようとしているグループです。
サワダのグループ
一方でサワダ率いるグループですが、後々セイのグループと争う事態に発展します。
当初、サワダは食料の確保などを積極的に行こない他の人たちを導くリーダー的存在でした。
しかし、大勢の女性を囲ったり、人間の死体の肉を食べたりと奇行に走ると共に、仲間に人を襲わせたりと暴君化して手を付けられない状態に。
そのため、サワダグループのメンバーは、サワダのリーダーとしてのカリスマ性を認める一方で、サワダを恐れていました。
セイのグループとサワダのグループが意見の食い違いなどから大きな戦いへと発展することとなります。
お互いのグループで死者が出るほどの争いで、身を守る盾やリーチの長い槍、火炎瓶なども武器も作るという事態に。
しかし、サワダのグループは、殺すつもりで立ち向かっているにもかかわらず、何とか誰も死なないようにできないかと考えるセイのグループ。
仲間が殺されているが、相手を殺す勇気を持てないセイ。
自殺しようとしたどうしようもない人間が、人を殺すだなんて…と命のやり取りに葛藤します。
最終的に、セイやセイのグループがどういう決断を下すのか、そして戦いの結末が、この漫画の大きな見所の1つと言えるでしょう。
生きる意味や仲間の大切さを学ぶ
セイは、一度生きることを諦めました。
そんな自分が自殺島に来て、仲間と一緒に協力して生きようとしています。
魚やシカなどの動物を狩って、他の命を奪ってまで…
しかし、セイは、なぜそこまでして生きるのだろうかと、生きることを疑問に思い、生きる意味を探していました。
狩りや大きな争いで沢山の命のやり取りを見てきたセイが、最後に「生きる」とな何なのかを導き出す。
幾度となく命を絶とうとしたセイが、人生をかけて導き出した「生きる」ということ。
まとめ:人生の尊さを学べる素晴らしい漫画
自殺を含め、人や動物の命のやり取りを描いたセンシティブな話題を取り扱っていますが、その中で、「人生とは何なのか」「生きるとは何なのか」ということを学べる素晴らしい漫画です。
ストレス社会のこの世の中で「何で生きているんだろう」「何のために生きているんだろう」と悩んだことは無いでしょうか?
そんな悩みに共感できる部分があり、少なからずヒントや道を示してくれる、そんな漫画だと思います。
この悩みを持っている人に、ぜひ手に取って読んでもらいたい漫画ですね。
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