目次
ORIGINのあらすじ
オリジン ちゃんと生きていくんだ・・・
西暦2048年、ユーラシア鉄道の開通以降、犯罪とテロが急増した都市が舞台。
夜な夜な人間を襲い虐殺する「人間ではないもの(ロボット)」の存在。
同じくロボットの1人である主人公:オリジンと対立する様子を描くSFアクション漫画である。
・金欠で腕が直せない、アップグレードできないというロボット事情のリアル
・ロボットとバレないための努力
・ちょいちょいギャグを挟む
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ORIGINを読んだ感想や面白いポイント
ORIGINの感想や面白いポイントをレビューしていきます!(*’ω’*)/
会社勤めをして人間に隠れて生活する田中仁(オリジン)
オリジンは、田中仁(たなか じん)として、AEEグループの本社に勤めます。
AEEは、鉄道やエネルギー関連など色々な事業を展開していますが、オリジンが働く部署は、世界最大のロボット研究所です。
オリジンは、この場所なら
- 自分自身の検査・修理がしやすい
- パーツもこっそり使える
と考えています。
ロボットが生活する上で最高の環境という訳ですね。
2つ目は完全に横領な気がしますが…(笑)
また、会社に勤める理由がもう一つあります。
それは、
お金を稼ぐこと
しかし、自身がロボットであることを周囲の人間にバレてはいけないので、本来は、部屋でじっとして人との接触を避けるのが正しい行動と言えます。
しかし、ロボットである以上、
- 部品の掃除
- 整備
- エネルギー
など、絶えず何かが必要になってきます。
要は、維持費にお金がかかるということですね。(笑)
他のロボットの漫画だと整備士がいて、整備するシーンはよく描かれますが、
- メンテナンスにお金がいくらかかるか…
- その資金をどうするか…
なんてあまり聞いたことがありません。
そういう面で、ロボットのリアル事情も描いていますね。(笑)
そんな理由から、バレるリスクが多少あったとしても、お金を稼ぐために会社に勤めることになります。
また、余っているパーツを闇取引で売り飛ばして、お金に換えたりもします。
しかも、やり取りする携帯デバイスを持っていないので、店頭に並んでいるものを人の目では見えないほどの高速で操作します(笑)
ロボットなのに、そんな貧乏生活を送っています。
入社初日の帰りに、同期4人と飲みに行くことになります。
まぁこれは親睦を深めたいということで分かりますよね。
しかし、ロボットにとっては大問題です。
なんと、残りのエネルギーが少ない…
飲み会は予想外だったようで、これほど長く外出したことが無いということでピンチに…
また、かなり酔っぱらった同僚のロボットオタク:広瀬マイに、
「ん~、田中さん、おいしいですか?」
と聞かれます。
オリジンは、
食べているふりをしているだけなのに、味なんて知るわけないだろう。
とりあえず、おいしいと言えばいいのか?
マズいと言えばいいのか?
いや、もしかしてこれはロボットの専門家によるテストなのか!?
と、もしかして自分がロボットであることがバレて、確認のためのテストかと疑心暗鬼になっていきます。
本当は、全然そんなことないです。(笑)
ただ聞いているだけなのですが、ちょっとしたことでもロボットであることがバレたのでは?と疑り深くなるのが面白いですね。
バレたらバレたで大変なことになるのでシリアスな部分ではあるのですが、それをギャグっぽく描かれているのが良いです。
ですが、オリジンは、
———あぁ、そうなんだ
家の外の世界で生きていれば、日常の全ての瞬間が戦いなんだ
と悟ります。
果たして、無事バレずに会社勤めができるのか…
見どころですね。
人間の身体能力、演算能力をはるかに凌駕するロボット
オリジンは、外見は完全に人の形をしているので、普通の人にはロボットであるということは分からないです。
しかし、中身の部分で言うと、人とは全く異なります。
演算能力や身体能力が桁違いで、ロボット同士の戦いはハイレベルなバトルとなります。
さらに、オリジンは、左腕に刀を納めることができるので、周囲に気づかれることなく武器を持ち歩くこともできます。
物理的に、殴り合いや打ち合い、斬り合いもロボットでないと描けない強さなので見ていて面白いです。
ですが、それだとロボット漫画によくある感じですよね。
『ORIGIN』の場合は、これらに加え、オリジンの状況分析や考察などの解説(心の声)も入ってくるのが、この漫画ならではで面白いです。
考察や状況分析を入れながら、高い身体能力同士で戦うのは見ごたえがありますね。
どちらの要素もクオリティが高いので、ぜひ見てほしいです。
ロボットの敵と戦いながら「ちゃんと生きていく」意味を探す
オリジンや他のロボットを作った父親が亡くなる時、オリジンに残した最後の言葉です。
ちゃんと生きていくんだ・・・
オリジンは、この意味を考え、どう生きていくのが「ちゃんと生きていく」ということになるのか模索しつつ生活します。
敵のロボットと戦ったり、様々な出来事の中で、1つ、また1つ「ちゃんと生きていく」ということが、どういうことか分かり始めます。
オリジンは高い処理能力を持っていますが、自我や感情は持っていません。
持ち前の頭脳を使って、状況を分析して、状況に合わせてそれっぽいことして取り繕います。
本当の感情を表現しているのではなく、人間はこういう場合、こういう感情だからこう振舞おう…という感じです。
自我や感情が無いかなで、「ちゃんと生きていく」という意味を見つけ出し、生きていくことができるのか…
まとめ:人型ロボット好きにおすすめの漫画
人型ロボットの戦いが好きという方には、ぜひ読んでいただきたい漫画ですね。
激しい戦闘だけでなく、オリジンの状況分析や思考なども見どころです。
また、戦闘以外の日常生活の中では、ギャグっぽい要素もあります。
ロボットならではのギャグもたくさん盛り込まれていて面白いですね。
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