目次
のりりんのあらすじ
自転車乗りをこばむ青年:丸子一典(まりこかずのり)は一人の少女に出会う。
女子高生でロードレーサー好きの織田輪(おだりん)。
危うくリンを車で轢きそうになってしまった一典(ノリ)に、リンは自転車に乗ることを勧めようとする。
一典はもう一度、自転車に乗るのか!?
・「ぼくらの」や「なるたる」が苦手な人
・30歳近くの青年が主人公の作品が好きな人
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のりりんを読んだ感想や面白いポイント
のりりん
自転車嫌いな青年:丸子一典と自転車好きの少女:織田輪との出会い。そして漫画タイトルの意味についての説明
丸子一典(ノリ)は、自転車が嫌いです。
ノリが自転車嫌いな理由は本人が話す限り以下の通りです。
・ナルシストっぽいところがイヤ。
・汗臭いところがイヤ
・非日常を日常に持ち込むガキっぽいところがイヤ
・自分たちこそ最高みたいな感じがイヤ
とにかくきらいな理由を話すとスラスラとでてきます。
(ほんとに自転車がきらいなんだなぁ(;’∀’) )
そんなノリはある日、自動車の運転中にロードレーサーに乗った少女を轢いてしまいそうになります。
少女の名は織田輪(リン)。
リンは華麗に自動車を回避します。(接触はしましたが)
ノリもリンもケガは一切なく、まずは一安心。
ですが、事故は事故なので、警察を呼ぶかとノリが話すと、リンは「警察沙汰はめんどくさいから家にきてくれればいいよー」とかなり軽い対応。
それどころか、リンは事故にあったのに、アトラクションに乗った後の子供のように「楽しかー」と満足した様子です。(リン、おそろしい子(;’∀’) )
こうして、ノリとリン。2人が出会うことになります。
漫画タイトルの『のりりん』の解説をしておきます。タイトルには2つの理由があります。
・ノリとリン。2人の名前を繋げることで構成されていること。
・自転車に乗る時の方言で「のってよ」というのを「のりりん」と言うこと。
2つの意味が含んでいて、良いですね。こういうタイトルづけが私は好きです(*‘∀‘)
ノリが自転車に乗った理由とは。
リンと接触事故をおこしたノリはリンの家に行きます。
リンの家はラーメン屋でした。
リンの両親に事故のことを謝罪しに訪れたノリ。
母親いわく、自転車の前輪、後輪が壊れていて買いなおしが必要なので弁償として50万円必要とのこと。
ただし、自転車に乗るならば、5万円値引きすると母親は提案します。
その後も、ノリの車のカギを道行くトラックの荷台に投げ入れて、自転車で追いかけるようにします。
リンの母親は、なんとかしてノリを自転車に乗せようとしてきます。
なかば強制的に自転車に乗ることになったノリ。
その後も、リンの家に免許証を忘れたまま無免許運転してしまって、一年間の免許停止処分を食らってしまいます。移動手段として自転車に頼る以外なくなったノリ。
自転車嫌いだった青年が自転車に頼ることになります。
しかし、乗ってみるとノリは自転車の魅力についてだんだんと理解していきます。
元々、キライだったものをだんだん好きになっていく感覚って良いですよね(*‘∀‘)
そこが、この作品の大きな魅力の一つだと思います!
鬼頭莫宏先生の普段の漫画とは違ったやさしい物語
鬼頭先生の漫画だと、アニメ化もされた『ぼくらの』や『なるたる』が代表作になると思います。
この2作品は、少年少女が死んだり、ひどい目にあったりと鬱な展開が多くて、好みの分かれる作品なんじゃないかと思います。
(実際に私も『ぼくらの』を最後まで読みましたが、けっこう病む展開が多くて怖くなっちゃいました)
しかし、こののりりんは鬱な展開はなくて明るい描写が目立ちます!読んでいて気持ちが良いです!(*‘∀‘)
鬼頭先生の絵柄は女の子の表情が豊かでかわいい感じのものなので、安心して読めますよ!
・・・しかし、いままでの鬼頭先生の作品を読んだことのある方にとっては「いつ鬱展開が来るのだろう」という警戒心が胸に潜む不思議な感覚があると思います。
まとめ:鬼頭先生作品で前向きな気持ちになれる作品。読むと自転車に乗りたくなるかも!
のりりん私も、本作品を読んでから、ロードレーサーではないですが、クロスバイクを購入してしまいました。
車体が軽くて、自分で漕いだ分だけ進む感覚が爽快でしたよ!
という訳で、鬼頭先生作品が好きな方も、そうでない方も、誰にでもオススメの作品!
是非、読んでみてね!!(*‘∀‘)
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