左ききのエレンのあらすじ|天才になれなかった全ての人へ

左ききのエレンのあらすじ

朝倉光一(あさくらこういち)は大手広告代理店に勤務しているデザイナー。「自分は特別な人間になれる!」という気持ちを抱える青年である。

しかし広告代理店での仕事は決して甘くはない。光一は現実を突きつけられる日々に葛藤する。

 

やがて理想と現実のはざまで揺れる光一「特別な人間」ではなく「自分のできる範囲での成功を求める人間」に変わっていく。

光一の葛藤のきっかけとなったのは高校時代に山岸エレン(やまぎしえれん)との出会ったことから始まる。エレンは光一のあこがれる「特別な人間」なのだった。

「天才になれなかった全ての人へ」

 

 

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左ききのエレンの面白いポイント

左ききのエレンの面白いポイントをお伝えします!(*’ω’*)/

 

朝倉光一と山岸エレンとの出会い

高校2年生の時、朝倉光一は山岸エレンと出会う。

美術部に所属している光一は学校内では一番絵がうまく、自分より絵が上手い人間がいない環境にいた。

 

そんな時横浜のバスキアという噂を聞く。グラフィティ」と言ってアメリカで流行りだしたアート活動と言うか、アート犯罪というものである。

そのグラフィティを描いていたのが山岸エレンである。

 

同年代の中で圧倒的に絵の上手い横浜のバスキアの存在を知った光一は対抗意識を燃やしていく。

そして自分もグラフィティを描くことによってエレンに張り合うようになる。

 

光一の描いたグラフィティを見たエレンは光一に下手くそと罵声を浴びせる。エレンは絵を描く才能があまりにも突出しすぎていた。

同年代で自分よりも絵の才能を持った人間の作品を見ることで 絵を描くことを忘れたかったのだ。才能がありすぎるがゆえに絵を描くこと自体に囚われていたエレンは美術とは関係のないところで生きたいと願っていたのだ。

 

特別な才能を求める光一特別な才能から逃れたかったエレン二人のぶつかり合いは読んでいて今後の展開に期待を膨らませる描写が上手く、早く続きが読みたくなる作品構成となっている。

 

リアルな働く描写と胸を打つ名言の多さが魅力的

原作者がもともと広告代理店で勤務していたという背景がありキャラクターの働いてる描写はかなりリアルである。

特にビジネス関係の話題については説得力があり、実際に会社で働いている社会人が読むと共感する部分も多い作風となっている。

 

ビジネスで通ずる内容も多く、読んでいて勉強になる作品でもある例えばマーケティングについての解説やプレゼンテーションについての駆け引きの描写などは私も読んでいて「おっ!?」と驚くこともあり「なるほど」と感心することも多く、ビジネス書としての側面も含んだ作品であるため、そういった点でもおすすめできる作品である。

 

ブログタイトルにも記載したが、原作者の書くキャッチコピーのような名言が随所に散りばめられており、読んでいてする感心することも多い。

 

ジャンププラス連載でのサントリーのプレモルとのコラボ

サントリー製品のプレミアムモルツ(通称プレモル)との企業コラボがあり、主人公の光一のチームがプレミアムモルツの広告について制作を行う様子を描いた漫画が掲載されたことがある。

実際に最初から企業の広告を行う様子を知ることができ、漫画内で描かれた広告が現実での広告として器用され渋谷駅などに提出されたことがあるなど面白いコラボが行われていた。

私もそのコラボ漫画が面白かったためアンケートに感想を書きプレミアムモルツの懸賞に応募したことがある。(残念ながら当選はしませんでしたが。(がっくり( ;∀;) )

 

広告代理店を描いた漫画であるからこそできたコラボであるので作品の持ち味を生かした企業コラボは今後も展開される可能性もあるのでそういった点も期待できる。(また企画があれば読んでみたいなぁ。。)

 

バンクシーや YouTube など現実にあるものを作品にちりばめる構成

基本的に、私たちの暮らしているような現実世界の基盤の上に、若干のフィクションが盛り込まれて作られている作品である。

そのため、グラフィティを行なっていたバンクシーの名前や YouTube を使ったデザインの宣伝方法など、リアルな描写の上にフィクションを混ぜることで説得力のあるエンターテイメント作品になっているところもこの作品の魅力である。

 

まとめ| 会社で働いていて悩みがある人ほどハマる作品

理想と現実とのギャップで悩む主人公を通して社会で働いている人たちはもちろん学生の人でも少なからず、学校内の社会という場面で苦労してる人はいると思うので悩みがある人ほどハマる作品である。

 

実際に突出した才能を持った人間というのは多くはない。

でも例え辛い現実に直面し「自分が主人公ではない」ということを突きつけられることがあったとしても特別でありたいと自分は才能があるんだとそう信じたいのが人間の性である。

 

だからこそ社会という場において自分が主人公であることを諦められない人に読んでほしい作品である。きっとハマります!!

 

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