インベスターZのあらすじ|道塾学園の運営費を稼ぐ秘密の投資部

インベスターZのあらすじ

入学試験が満点だった主人公:財前孝史は、野球部に入ろうと思っていたところ、野球部まで案内してくれるという先輩に出会う。

案内されたのは図書館の奥にある人目のつかない地下室で、その部屋は、到底野球部と思えない場所で、野球部とは思えない人達がいた。

そこは、学校の運営資金を稼ぎ出す極秘の投資部であった…

 

インベスターZのおすすめポイント
・投資に必要な考え方や経済知識などを学ぶことができる
・秘密裏に運営されている投資部がバレないかというハラハラ感
・投資部発足の経緯や歴史

 

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インベスターZを読んだ感想や面白いポイント

インベスターZの感想や面白いポイントをレビューしていきます!(*’ω’*)/

 

投資部に勧誘される財前孝史

全国屈指の学業成績を誇る『道塾学園』という中高一貫校に、トップの成績(全教科満点の噂)で入学した主人公:財前孝史(ざいぜん たかし)は、緊張しつつも新入生代表あいさつをします。

 

道塾学園の最大の特徴と言えるのが、

  • 入学金ゼロ
  • 授業料タダ

ということです。

校舎もボロいということはなく、むしろ豪華で広い学校です。

 

この道塾学園は、明治中期に北海道で炭鉱開発や水産業によって膨大な富を築いた札幌の豪商:藤田金七(ふじた かねしち)が日本の将来を背負って立つ人材を育成する目的で、私財を投じて設立されました。

 

開学当初から学費は無料で、充実した寮設備により北海道だけでなく、日本全国から優秀な生徒が集まる日本一の超進学校です。

 

私財を投じて設立して、その上、入学金や授業料がタダという大盤振る舞いな学園です。

若干、何か裏があるんじゃないかという恐ろしさもありますね。(笑)

 

そんな学園をトップの生成を納め入学した財前は、小学校でソフトボールをやっていたということもあり、野球部に入ろうと考えています。

 

色々な部活が新入生を勧誘する中、財前は、ある学生(月浜蓮)に声を掛けられます。

財前くん、迎えにきたよ

めちゃくちゃ怪しいですよね(笑)

野球部に入るということも教えていないのに、急に迎えにきたなんて言われたら「!?!?」って感じです。

 

財前は「え?でも僕は野球部に…」と言いますが、

学生は「だから野球部だよ、さぁ行こう!、カバン持ってあげるよ」とカバンを強引に持ちます。

 

カバンを取られるとついて行かざるを得ないですね。

その学生は、野球部と言いつつも長髪で、野球部とは言い難い風貌、身なりでした。

 

財前はそんな疑問を持ちながらついて行きますが、グラウンドに行くのではなく、図書館に辿り着きます。

 

図書館の奥にある古い蔵書の書庫を通り、書庫のある本棚が横にスライドします。

スライドして出てきたのは扉。

 

これを見た財前は、「なんですか?コレ、秘密基地みたい…」と驚きます。

 

そうです、ここが『インベスターZ』の本題でもある投資部だったのです。

 

麻雀を通じて株の世界を教える投資部主将の神代圭介

その扉の向こうに地下室に続く階段があり、部屋に入ると4人の学生が麻雀をしていました。

 

麻雀!?」という感じですが、何も説明がないまま端っこに座らされた財前は、部屋の中を注意深く観察します。

  • 隠し扉から入る部屋
  • 何かの部とは思えない雰囲気
  • 机の上にある1人に対して4つディスプレイ
  • びっしりと詰まった古ぼけたノートやファイル
  • 銀行にあるような大きい金庫みたいな扉

ただごとではない、きっと何かあると財前は考えます。

 

しかし、財前は、麻雀にすごく熱中していて、楽しそうにしている4人の学生を見て、ちょっとやってみたいと思います。

それを察したのか、主将の神代 圭介(高校3年生)が「君、やる?」と声をかけます。

 

麻雀のルールを知らない財前が、先輩に教えてもらいながら挑戦します。

 

麻雀をする中で財前は、

そうか!麻雀は待つゲームなんだ!

これは株も一緒で、待つことが大切ということも麻雀を通じて気づかせているのだと思います。

 

そんな気づきがあったものの、さすがに初心者の財前では勝てず、結果はボロ負け。

他の3人と比べて、圧倒的に点数が低かったのです。

 

この結果に、神代さんは、

「君の一人負け」

「つまり…この中でカモは君だってことだよ…財前孝史君」

 

負けず嫌いの財前は、

「カモだなんて初めての麻雀で負けるのは当たり前だ!」

と言い返します。

 

神代さんは、

「たしかにそうだ、全くの初心者の君が僕たちに勝つことは不可能だろう」

 

「でも君は、ルールもロクに知らないのにここへ座った」

「座った以上は、ゲームに参加したプレイヤーだ」

 

「プレイヤーなのに勝負がついてから実はルールをよく知りませんでしたは通用しないんだよ」

 

話の中では麻雀でしたが、投資でも同じことが言えます。

 

ネットで口座開設をして、口座にお金を入れれば株式・FXなど取引を始めることができます。

 

しかし、取引を始めた瞬間、ルールや知識をロクに知っていなくても、圧倒的な資金力と知識、経験を持っている機関投資家や大口の個人投資家などの強敵と同じフィールドで戦うことになります。

 

ソーシャルゲームのように、勝敗によってポイントが割り振られ、同じぐらいのポイント同士(=同じぐらいの強さのプレイヤー同士)がマッチングして戦うというような親切な戦いではありません。

 

どちらかと言うと『ダーウィンズゲーム』に近いですね。

最初から圧倒的な戦力差のある状態でゲームが始まります。

 

自分から参加しておいて、ロクにルールも知らずに挑んだからと言っても、ただの言い訳となってしまいます。

そういう何も知らない人が投資の世界に入ってきて、カモにされるということです。

 

神代さんは、麻雀を通して、そういうことを伝えたかったのだと思います。

 

入学金・授業料タダの道塾学園の真相とは!?

麻雀をした後に、神代さんは、財前に投資部であることを明かします。

さらに財前は、藤田金七の私財によって授業料などの運営費が賄われているのではなく、学園の運営費は、投資部が稼ぎ出しているという真実を知ります。

 

そして、この投資部が中学入学時の成績がトップだった各学年の生徒6名で構成され、入部は強制であることが告げられます。

 

こうして、財前は投資部に入り、資産運用することになります。

果たして財前は、学園の運営費を賄うため、上手く資産を増やすことができるのでしょうか…

 

 

まとめ:株をテーマに経済や企業に触れることができる漫画

投資に興味のある方には、おすすめの漫画ですね。

 

ホリエモン、DMM.comグループの創業者の亀山さん、ZOZOTOWNの前澤さんなど実在する人物も登場し、その人の考えに触れることができるので、非常にためになります。

 

投資、経済、企業、著名人や社長の考えなどを知りたいという方には、ぜひ読んで頂きたい作品です。

 

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