目次
コンプレックス・エイジのあらすじ
26歳の派遣社員である主人公:片浦 渚(かたうら なぎさ)は、コスプレイヤーで小物やしぐさ、ポーズなど細部までこだわる完璧主義。
そんな渚が、周囲との様々な困難や喜びを踏まえて、コスプレイヤーを続けるか悩み新たな一歩を踏み出すまでを描く。
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コンプレックス・エイジの感想と面白いポイント
コンプレックス・エイジの感想や面白いポイントをレビューしていきます!(*’ω’*)/
片浦 渚(かたうら なぎさ)は、超完璧主義コスプレイヤー
片浦渚は、26歳で派遣社員をしながら、趣味でコスプレをしています。
職場にはコスプレをしていることを隠しているようですね。
渚は、徹底した完璧主義者で、コスプレのウィッグの切り方から靴のデザインまで、さらには、ポーズやセリフ、衣装の色合いまで事細かに合わせるほどです。
コスプレ会場に行っても、他人のコスプレを見て違う部分が気になるようですね。
そのため、ちょっと遊びでコスプレをしている人と衝突することもあります。
それほどコスプレに力を入れていて、いわゆるガチ勢という感じですね。
女性にしては背が高く174cmのモデルのような体型をしているのですが、本人は、コンプレックスに感じており、低身長を羨ましく思っているようです。
低身長であれば、背の高いキャラクターも厚底やヒールで何とかできるので幅が広がりますが、逆のパターンはできないので、そこを気にしているようです。
普段は、スラッとした体型で綺麗系のお姉さんという感じな渚ですが、よくやるコスプレは、作中のアニメ作品『マジカルずきん☆ウルル』のフリフリした衣装を着るかわいい系の主人公:ウルルです。
普段と全然違うタイプなのですが、アニメ作品とそっくりな仕上がりで、ここまで変わるのかと驚きました。
次の日にそのキャラクターにコスプレをするという時に、放送している『マジカルずきん☆ウルル』を見てみてると、たまたま背中が映り、見覚えのないマークが…
それを見た渚は、「あんなマーク知らない…」という感じで驚いていましたが、すぐに衣装に手直しする段取りを決め、徹夜で修正に取り掛かっていました。
普通の人なら「まぁ、良いか…」となってしまいそうですが、さすが完璧主義ですね。
ここまで完璧にするのは、性格もあると思いますが、それだけ「コスプレが好き、本気だ」ということが伝わってくるので、見応えがありますね。
ここで主要な登場人物を紹介すると
片浦渚:完璧主義、高身長がコンプレックス。凪(なぎ)という名前で活動しており、レイヤー界では結構有名。
馬場公子(ばば きみこ):渚の高校時代からの友人で長年一緒にコスプレをしている。撮影が得意。
栗原綾(くりはら あや):身長148cmと低身長の大学生。小柄で童顔、天真爛漫な可愛らしい女の子。
渚にあこがれているが、渚は、小柄で天真爛漫な綾を一目見た時から、綾の方がウルルに似ているのではないかとコンプレックスを抱いている。
志保(しほ):綾と同じ大学に通う友人で、公子とネットで知り合い、綾を紹介する。
葉山(はやま):渚の派遣先の正社員。渚が苦手なタイプだが、コスプレすることを知り仲良くなる。
片浦 佐和子(さわこ):渚の母。若い頃はゴスロリファッションをしていたが年齢に限界を感じやめる。渚は母にコスプレを隠しているが既にお見通し。
永瀬 典子(ながせ のりこ):佐和子の同級生で高校時代からのゴスロリ仲間。和服ゴスロリで落ち着いた感じだが今も続けている。渚のコスプレへの悩みや不安の相談に乗る。
結構登場人物が多いですが、全員ストーリーに大きく関わってくる重要人物なので、紹介しました。
他にも何人かいますが、さすがに長くなるので省きました。
どの人物も渚がコスプレをやる上で重要な人物ばかり。
- コスプレの衣装を作る時も
- コスプレを楽しむ時も
- コスプレで嫌な思いをする時も
- コスプレで悩む時も
色々な場面で渚の力になって、辛いことがありながらも大好きなコスプレをやっていく姿を描いています。
コスプレを続ける難しさに直面。悪口や身バレ…
コスプレをやっていると色々と続けることの難しさに直面します。
- 完璧主義であるがゆえ、周りと合わない時がある
- 年齢的な問題
- 周りからの偏見の目
- 誹謗中傷
- 身バレ
などなど色々な問題があります。
渚の派遣先の正社員:葉山さんは職場にコスプレをしていることがバレ、結果的に退職することになりました。
コスプレということもあり、周りからの偏見の目で見られることも多く、心無いことを言ってくる人もいます。
しかし、渚は、そのことを抱えながら、悩みながらもコスプレを続けていきます。
たくさん問題に直面するものの好きなものに向き合うため、1つ1つ乗り越えていきますが、その様子も見どころですね。
還暦越えでコスプレをする母の友人:典子に会い今後を考える渚
渚がコスプレを今後続けていこうかどうか悩んでいる時に、母:佐和子は、高校からの同級生でコスプレを続けている典子に会うことを勧めてきます。
ちなみに渚は
- 母も若い時はコスプレをしていたこと
- 渚が高校から隠れてコスプレをしていることに気づいていたこと
を知っています。
佐和子は、若い頃に、ゴスロリファッションをしていたが年齢に限界を感じやめています。
渚と同様に、コスプレが本当に好きだったので、中途半端に衣装や写真を残してやめても未練が残るということで、ほぼ全て焼却処分しています。
残っているのは夫が内緒で持っている写真1枚だけ。
本当に好きだったから、「理想と現実」が離れていくことが嫌になって辞めたとのこと。
渚の悩んでいる姿を見て、佐和子は、60代でゴスロリファッションを貫いている同級生を紹介します。
現在は、好きなことを仕事にしてアンティークショップを経営している典子ですが、その生き方が渚に何か役立つのではないかと佐和子は思っています。
渚は会うことにしましたが、60代でゴスロリファッションということで、「痛い感じをイメージ」していました。
しかし、実際に会ってみると、着物をベースにゴスロリを取り入れた落ち着いた感じでした。
さすがに年齢や時代などに合わせて変えているようです。
典子は、経営しているアンティークショップに誘い、好きなことを仕事にしていることがどういうことかを知ります。
これが、渚の新しい道を考えるきっかけとなります。
渚が決めた新しい人生「着る」から「作る」へ
典子と出会って、典子の価値観や考え方を聞くうちに、渚がコスプレに対して1つの結論をだします。
「着る」から「作る」へ
もちろん今までも衣装を作ったりしていましたが、作ったものを着るのがメインでした。
そこから、衣装作りに専念することを決意します。
渚が30歳の時に、葉山さんと一緒に、アニメキャラクターの衣装を制作する会社を立ち上げます。
学校にも通い、制作側の許可なども得た上で販売する会社で、本格的に「作る」へとシフトしていきました。
- 自分の好きなことだからこそ
- 本気で向き合ったからこそ
大変な時期やつらいことも乗り越え、最終的に、趣味から仕事へ、人生を懸けて向き合うようになります。
まとめ:自分の趣味に真剣に向き合う姿が良い。
自分の好きなことに、とことん熱中して、真剣に向き合う姿は良いですね。
自分にはそんなに熱中していることはあるのか?と思い返してしまいます。
おそらく、どんな趣味でも熱中しすぎるあまり、周りから見れば変な目で見られることもあるかもしれません。
そんな中でも、本当に好きなことを突き詰めていく姿は、勇気を貰えますね。
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