ビブリア古書堂の事件手帖|客が持ち込む古書の謎を解く漫画

ビブリア古書堂の事件手帖のあらすじ

人の手から手へ渡った本そのものに物語があると思うんです

 

主人公:五浦大輔は、亡くなった祖母の本『夏目全集』を査定・処分するために、ビブリア古書堂へと足を運んだ。

その本には「夏目漱石 田中嘉雄様へ」と署名(サイン)が書かれており、もしかすると高価なものかもしれないということで査定を依頼した。

 

古書に関して知識が豊富で、ビブリア古書堂を営むヒロイン:篠川栞子が『夏目全集』を査定したが、署名は偽物と判断。

しかし、その署名から五浦大輔やその家族の驚愕の事実に辿り着く。

 

ビブリア古書堂の事件手帖のおすすめポイント
・謎解き・ミステリー作品が好きな方
・文学作品が好きな方

 

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ビブリア古書堂の事件手帖の感想や面白いポイント

ビブリア古書堂の事件手帖の感想や面白いポイントをレビューしていきます!(*’ω’*)/

 

古書に関する並外れた知識を持つ店主:篠川栞子

ビブリア古書堂を営む店主:篠川栞子(しのかわ しおりこ)は、極度の人見知りで、初対面の人と話すときは目も合わせることができず、しどろもどろな感じで話します。

 

しかし、古書のことになるとスイッチが入り、今までの様子が嘘のように、キビキビと饒舌に話し始めます。

相手の様子も構わず、古書に関する話をしていきます。

 

そんな栞子さんは、石階段から転び骨を折ってしまい入院中です。

(この転んだ理由についても古書のまつわる話として出てきます。)

 

妹や古書を査定してもらった縁から採用された大輔に、メールで指示を出したり、病室に本を持ってきてもらい査定することで仕事をしていました。

 

栞子さんは、並外れた洞察力・考察力を持っており、客が持ってきた古書から様々なことを推理します。

この推理力が非常に高く、「どこかで見ていたのか?」と言われるほどで、病室に居ながらにして、まるで実際に目撃したかのように詳細な状況を言い当てます。

 

そんな推理力を発揮しながら、客の古書から色々な謎や持ち主の物語を紐解き、人助けをしていきます。

 

五浦大輔が持ち込んだ古書からとんでもないことが発覚!?

内定していた会社が倒産し、大学卒業後も無職のままだった大輔は、栞子さんに『夏目全集』を査定してもらった縁で、ビブリア古書堂で働くことになります。

 

しかし、大輔は、活字恐怖症で本が読めない体質です。

本自体は好きで、学生時代は図書委員を務め、みんなが嫌がる本の整理は全然苦にならないほど。

 

この体質には、幼少期のトラウマが関係しています。

 

大輔は幼少期に、祖母の本棚から子供でも読める本は無いかと探していました。

何気なく手に取った本が今回査定することになった署名入りの『夏目全集』の第8巻『それから』でした。

 

そこに祖母が来て、「なにをやっているんだい!」と言って、大輔に強烈なビンタをします。

「こんなもの読んだりするんじゃないよ」

「もう一度同じことをやったら、うちの子じゃなくなるからね

と言われます。

 

本1冊手に取っただけで、これほど怒られるんですから、そりゃトラウマになりますよね。

ちなみに、祖母は普段から怒りっぽいという訳ではなく、ビンタされたのも、後にも先にもこの時だけでした。

 

そんなトラウマの原因となった夏目漱石の署名入りの『夏目全集』を査定することになったのです。

栞子さんに見てもらったところ、夏目漱石が生きていた時期と『夏目全集』が出版された時期が違うので、偽物と判断されました。

よって、それほど価値のあるものではないということが分かりました。

 

しかし、栞子さんは、この本にいくつか謎があることを気づきます。

 

・挟まれていた値札がビブリア古書堂の開店当時に使っていたもので、値札に「書き込みあり」と書かれて”いない”こと

⇒ 販売時には何も書きこまれていなかったを示す

・祖母が蔵書に落書きをする性格ではなく、うっかり触るとすごい勢いで怒るほど本を大切にしていたこと。(大輔のトラウマの話)

⇒ 購入後に書き込まれた可能性が高いが、祖母が書き込んだとは思えない。

 

様々な疑問が出てくる中、栞子さんは1つ1つ推理していきます。

しかし、ここから大輔のルーツに繋がる驚愕の真実に辿り着くことになります。

 

これを知ると、祖母が怒って「うちの子じゃなくなるからね」と言った理由が分かります。

 

実際に存在する古書が登場

ビブリア古書堂の事件手帖で登場する古書は、

夏目漱石『漱石全集・新書版』

小山清『落穂拾ひ・聖アンデルセン』

ヴィノグラードフ・クジミン『論理学入門』

など実在するものを題材にしています。

 

私は、あまり文学作品や古い本に興味がないので詳しくないのですが、『ビブリア古書堂の事件手帖』は、そこまで古書の作品を深掘りするわけでは無いので、そういう人にも楽しめるようなストーリーになっています。

 

どちらかというと

  • 古書にまつわる謎
  • 古書の持ち主やその周りとの人の繋がりや歴史

を紐解いていくのが中心ですね。

 

まとめ:ミステリー作品が好きな方におすすめ

古書1つからその人の物語を読み解いていく栞子さんは、すごいです。

 

特に、謎解きやミステリーが好きな方にはおすすめですが、私のようにミステリーに詳しくない人でも楽しんで読むことができます。

 

また、実在している古書が出てくるので、その本にも興味が出てきますね。

 

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